NTTグループの情報流通サービス企業である同社は、「市場競争力強化とビジネスプロセスにおけるローコストオペレーションの実現」をコンセプトに、社内基幹システムの導入に取り組みました。
基幹システムにおいてはERPパッケージSCAW、人事給与システムのフロントエンドである勤務管理にWebシステムの開発プラットホームであるintra-martを採用しました。
経営企画部門では、経営戦略立案をサポートするために顧客、市場、商品カテゴリー、個別案件別などのセグメント別実績情報を早期に収集する必要がありました。各事業における正確な収益を把握するために、製品原価に加えて担当者の稼働実績の人件費を原価に配賦することが必要であると判断、導入の検討に至りました。
Webシステムの構築基盤選定のポイントとして、開発効率化のための業務テンプレートの有無、社員・パート及び将来のグループ会社展開も見据えた大規模環境での運用実績、基幹システムの連携を前提としたカスタマイズ性の高さが挙げられました。
その中でintra-martの開発生産性、インタフェースの柔軟性、豊富な導入実績が評価されintra-martの採用が決定しました。稼働管理システムテンプレートをベースに各種業務コンポーネントを利用して開発を行い、担当者の要求にあわせた独自システム構築を実現しました。
旧システムでは同社の賃金センタが全社員の勤務実績データを一括投入していたため、月次処理の際に業務負荷が集中していました。しかし、プロジェクト別稼働管理システムの導入後、データ入力業務は現場担当者へ、データチェック作業の一部をワークフローとして各部門へ分散することができました。
また、従来は紙ベースにて管理していた勤務表等の帳票に関してもデータ管理が可能となりました。これにより業務プロセスが効率化され、社内処理がスピードアップしました。プロジェクト稼働管理システムで発生したデータについては基幹システムに連携され、人事給与システム・原価管理システムの基本情報として取り込まれ、原価管理システムでは、セグメント情報により配賦されたデータをもとに経営分析用の各種資料が作成されています。
同社においてはプロジェクト別稼働管理システムにとどまらず、旅費申請精算、社内稟議等の各種ワークフローシステムへの機能拡張を検討しています。また、社内システムの窓口としてのポータルや基幹システムの役割の一部を担う統合基盤への成長を期待されています。

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