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申請管理システムとは?
申請管理システムは、政府が提供している「ぴったりサービス・マイナポータル」から住民向け手続きの申請データを自治体様の基幹システムへ一気通貫にて自動連携を実現させるオンライン接続システムです。住民からの申請受付、手続情報の管理や審査を一元化することで、職員様の業務効率化やこれまでの紙運用の削減(ペーパレス化)を図ることが出来ます。
また、住民(利用者)にとってもスマートフォンなどから申請や申請状況の確認が行え、安心して利用できるとともに利便性が向上されます。
導入の背景
行政手続きのオンライン化に伴い、自治体と住民の利便性向上に資する子育て・介護等の26手続きや引っ越し関連の手続きについて、政府が推奨しているオンラインサービス「マイナポータル」内にある「ぴったりサービス」からの申請データを、自治体の基幹システムにオンラインにて一気通貫する取組みが示され、総務省仕様(※1)に準拠した申請管理システムの導入が推奨されました。
また、2021年に施行された「地方公共団体情報システムの標準化に関する法律」に基づき、標準化基準に適合した情報システム(標準準拠システム)の利用が義務付けられ、2025年度までにガバメントクラウドを活用した標準準拠システムへの移行を完了することが求められています。こうした制度の動きや自治体業務の課題に対応すべく、これまで提供してきた「申請管理システム」パッケージを、新たにデジタル庁標準仕様(※2)に準拠した対応に加え、政令市にも対応可能(※3)な強化を行いました。

(※1)2021年7月7日 総務省「自治体の行政手続のオンライン化に係る手順書 【第1.0版】」参照
2022年3月25日 総務省「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」参照
(※2)2024年2月14日 デジタル庁「029_申請管理_機能別連携仕様【第1.1版】」参照
2024年9月30日 デジタル庁「データ要件・連携要件標準仕様書(総論)【第4.1版】」参照
(※3)地方公共団体コードに加え、行政区コードにも対応した機能制御
システム概要
本システムは、総務省仕様及びデジタル庁標準仕様に準拠した機能(※4)を実装し、自治体の基幹システムへ一気通貫で申請データの連携を行います。この一気通貫のオンライン接続の実現により、マイナンバー利用事務系ネットワーク内にて事務が完結できるようになります。

(※4)総務省仕様及びデジタル庁に準拠した主な機能
・マイナポータルからの申請データ取込
・シリアル番号の変換
・申請内容照会および審査状況の管理
・基幹システムとの申請データ連携
・申請処理状況(処理中、要再申請、完了、却下、取下げのステータス)の更新:住民への処理状況の通知