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中古産業車両のオークション販売業務を標準化!
業務効率大幅アップの取り組み紹介

お客様プロフィール

フォークリフトをはじめとする産業車両の買い取りや中古車販売、レンタルなどを手掛けるロジスネクストジャパン。全国に支社を張り巡らせる同社では、各支社がそれぞれの運用で中古車両の一斉販売オークションを運営されていました。しかし、事業のさらなる拡大を目指すには、全社統一の業務プロセスと業務を支える仕組みが不可欠でした。
こうした中、NTTデータ関西の提案を受けSalesforce基盤の新たなオークションシステムを構築。支社ごとに分断した業務の見直しと標準化を進めるとともに、入札集計や結果連絡などの作業負荷を大幅に削減し、中古車販売ビジネスの強化を進めておられます。

課題

(1) オークション業務の全社統一化・標準化

(2) 手作業によるヒューマンエラーの撲滅

(3) オークション運営業務の負荷軽減

(4) 透明性のある落札結果開示

効果

(1) これまで成しえなかった全社でのオークション業務統一を実現

(2) システムによる自動処理を活用し、ヒューマンエラーが激減

(3) 1回のオークション開催に費やす工数を
   6.2時間/人→2.4時間/人に削減

(4) システムによる落札結果開示により透明性を向上

(5) (1)~(4)を経て、複数の支社をまたいだ
   合同オークションの開催が実現

貴社の中古車事業の特徴は?

森本氏

ロジスネクストジャパンのレンタル中古車部では、市場で使用された車両を広く回収し、中古車として再販しています。

価格を抑えながら十分な稼働が期待できる中古車両は、お客様のニーズも高く、当社の収益の柱の一つになっています。その中で特に注力しているのが、オークションサイトを通じた販売です。営業担当による直接販売だけに依存せず、中古車両を一斉に販売できるこの仕組みは、業務効率化の観点からも期待が高まっています。

従前のオークションサイトの運営方法は?

森本氏

従来は一部の支社で専用のオークションシステム(以下、「旧システム」とする。)を導入していましたが、旧システムが業務に適合しない支社ではExcelベースでオークション運営を行っていました。旧システムが2023年6月にサービス終了を迎えてからは、全拠点でExcelベースの運営を行っておりました。

加藤氏

当時、私はExcelベースでの運営を担当していました。具体的には、オークション参加を希望する業者様にExcelシートを配布し、購入を希望する車両の入札額を記入して返送いただく形式でしたが、データの集計作業が非常に煩雑でした。この運用では、私たちが入札額を目視で確認し、データを手入力しなければなりません。万一、入札額や数量などに転記ミスがあるとオークション結果に重大な影響を及ぼすため、担当者はいつも神経を尖らせていました。

新システムによって解決したかったことは?

森本氏

ポイントは大きく4つあります。1つ目は、「オークション業務の全社統一」です。支社ごとに異なる業務をデジタル化し、標準化します。2つ目は、「ヒューマンエラーの防止」で、データ転記などで生じる重大なミスをなくします。3つ目は、「業務負荷の軽減」です。メール作成、集計、結果連絡といった周辺業務も含め、自動化による負担軽減を目指します。そして4つ目は、「コンプライアンスの強化」です。中古車販売は不正が起こりやすい側面もあるため、業者登録の与信や承認プロセスを可視化・厳正化し、オークション運営の透明性を高めたいと考えました。

NTTデータ関西が提案するSalesforceを新オークションシステムの基盤に採用した理由は?

オークションサイトのトップ画面
オークションサイトのトップ画面
森本氏

当社の営業部門では、NTTデータ関西から導入したSalesforceを既に全面的に活用していたため、そこにオークション機能を組み込むことで、他部署との情報共有やシステム間連携がスムーズに行えるようになると考えました。一般的にはSalesforceは営業支援や顧客管理のイメージが強かったのですが、NTTデータ関西からの提案は当社の要望を十分理解されていると感じたため、まったく不安はありませんでした。

小畑

一連の業務の中でシステムを複数利用すると、どうしてもシステム間の連携が発生しますし、ユーザは新たなシステムに慣れる必要があります。すでに営業部門でお使いのSalesforceにオークション機能を組み込む形であれば、費用を抑えた中でスムーズに利用定着を実現できると考え、今回の構成をご提案いたしました。

プロジェクトはどのように進んだ?

小畑

プロジェクトは2024年7月にキックオフし、2025年5月にシステム利用を開始できました。要件定義に始まり、設計、システム開発、システム操作説明会までNTTデータ関西にて担当させていただきました。

森本氏

NTTデータ関西の要件定義は非常に的確でした。前述の通り要求事項をまとめたつもりでも、いざ説明を行うと懸念が残るようなシーンもありました。そうした中でも、こちらの要求を先回りして提案ベースで解決策を明示していただけたことが成功の要因だと思っています。

小畑

私たちの提案に対し、いつも明確な是非を回答いただけたので、私たちにとっても非常に進めやすいプロジェクトでした。当初課題に挙げられていた全社での業務統一は「実現できるな」という感触を持って進められました。

業務の流れ
オークション開催から落札までの流れ
森本氏

その感触の通り、構築されたシステムは、細かい部分まで考え抜かれ理想以上の仕上がりとなりました。要件定義をスムーズに進められた要因としては、本プロジェクトの開始前に既存の業務フローの可視化と見直しから着手したことだと考えます。具体的には現場ヒアリングを行い支社ごとの運用方法の違いや現場の課題などを丁寧に洗い出しました。旧オークションシステムの普及が進まなかった背景に、支社ごとに異なる業務に対応できなかった反省があり、今回は最初から全支社統一で展開できる仕様を強く意識しました。

加藤氏

中部支社でもオークション運営に関する業務フローや負荷の重い作業、困りごとなどを詳細にヒアリングしていただきました。おかげで私たち現場も既存のオークション業務の問題点を改めて整理するとともに、新システムが目指す姿を明確にイメージすることができました。

小畑

要件定義で方向性が定まっていたので、製造もスムーズに進行しました。システム利用説明会では、森本さんが全機能を完全に理解されていたことが印象的でしたが、理想の業務をイメージされていたことが全体的に良い効果をもたらしたと思います。

新システムから、どんな効果が得られた?

森本氏

まずは全支社での業務統一を図ることができました。これにより、新たな施策を打つことが可能になっており、念願だった複数支社での合同オークションを開催できるまで発展しました。

また、ある支社では、システム導入以前に担当者1人あたり6.2時間を費やしていた1回のオークション運営工数が、半分以下の2.4時間に削減されました。当該支社に限らない全体の感覚としては、もっと大きな効果が出ていると感じています。

加藤氏

現場の肌感覚としても、それ以上に作業負荷が軽減された手ごたえを感じています。特に入札額の集計やオークション結果の通知がシステムで自動化された点が、現場の担当者からも好評です。

また、お客様の入札画面もシンプルで分かりやすいので、Excelでのイレギュラー対応はなくなっています。

<お客様の入札画面>
オークションサイトの車両一覧画面
オークションサイトの車両一覧画面
オークションサイトの入札画面
オークションサイトの入札画面
森本氏

こうした成果を支えてくれたのが、NTTデータ関西のサポートです。運用開始後もTeamsを用いた緊密な連携により、問い合わせ対応や改善要望へも柔軟に対応いただいており、スムーズな業務運営に繋がっています。

今後の展望は?

森本氏

今回の新オークションシステム導入は、分断していた業務を全社で見直し、共通の仕組みに刷新したことに本質があります。業務効率化に加え、コンプライアンス向上にも寄与したこの基盤を土台に、中古車事業のさらなる競争力強化を進めていきます。
その施策として、オークションの全国統一運営体制を、さらに強化していきます。近隣の複数の支社をまたいだオークション開催を広げているほか、近い将来には全国規模の同時開催も視野に入れています。また、これまでの「一発入札形式」だけでなく、「競り上げ形式」の対応も検討しています。

中元

ロジスネクストジャパン様は、実現したいことを明確にお持ちです。販売会社の統合で全国一社体制となり、支社をまたいだオークションの開催など、これまで難しかった取り組みにも踏み出せる段階に来ています。この中古車オークションシステムを起点に、レンタル事業も含めた全社規模での効率化に向けて、私たちNTTデータ関西からも積極的にご提案を続けてまいります。

※「Salesforce、Sales Cloud」は、「Salesforce.com, Inc.」の商標であり、許可のもとで使用しています。
※本文中表記のお客様の部署名・ご担当者などの諸情報は、取材当時のものです。