pipitLINQ

pipitLINQとは?

pipitLINQ®(読み:ピピットリンク)とは、行政機関から金融機関への預貯金の照会業務をオンライン化することで、システム処理が可能となり、事務処理等にかかる業務負担の軽減を可能にするサービスです。

サービス概要

大量の書面を郵送でやり取りしていた預貯金照会業務が、pipitLINQを使うことで電子ファイルの送受信によるシンプルな業務に変わります。統一フォーマット形式で依頼ファイルを作成した後は、pipitLINQの画面からまとめてアップロードするだけ。それぞれの宛先金融機関に照会依頼が自動で届きます。照会依頼後の回答状況の確認や、回答結果の取得もpipitLINQの画面から一元的に実施いただけます。

システム構成

pipitLINQの導入に加えて、NTTグループが開発したRPA「WinActor®」との併用や、既存の勘定系システム等との連携機能構築等により、預貯金照会業務全体を一気通貫でほぼ自動化することもできます。お客さまのシステム環境やご要望に応じたさまざまな効率化の仕組みをご提案します。​

特長・メリット

pipitLINQを利用して預貯金照会業務を電子化することで、さまざまなメリットが期待できます。​

  • 調査・回答時間の短縮

    郵送によるタイムラグが無くなるほか、口座特定方法が統一されることで、照会依頼から回答確認までの機関が短縮されます。

  • 業務の効率化

    紙による仕分け、封入・封緘等作業が不要となるため、業務にかかる人的稼働の削減につながります。

  • 文書管理の負担軽減

    紙文書の削減により、文書管理負担の軽減や紛失リスクの軽減が図れるほか、保管スペースの活用にもつながります。

pipitLINQの導入効果

pipitLINQを利用して預貯金照会業務を電子化することで、さまざまなメリットが期待できます。​

※2018年8月より実施した財産調査業務の実務検証結果に基づく参考数値です。

導入事例

導入の流れ

  1. 01

    お問い合わせ

    関西の行政機関様からの窓口は弊社となります。
    その他地域の行政機関様はNTTデータもしくはその他特約店が窓口となります。

  2. 02

    説明・ヒアリング

    営業担当よりサービス内容をご説明します。
    併せて、現状の業務課題やシステム環境についてお伺いします。

  3. 03

    料金等のご確認

    pipitLINQの料金表をご提示します。
    仕様開示契約を締結し、サービス仕様等をご確認いただくことも可能です。

  4. 04

    ご契約

    導入いただける場合、ご契約へ進みます。

  5. 05

    導入準備

    弊社側の各種環境を準備します。
    併せて接続支援やツール準備等、お客さま側の導入サポートを行います。

  6. 06

    利用開始

    標準でご契約日から約1.5ヶ月でpipitLINQの利用開始となります。

提供の方法

提供形態

LGWAN-ASPサービスとして提供(ASPコード:A831048)

※中央省庁のお客さま向けには、NTTデータが提供するセキュアな閉域ネットワークサービス「Connecure®」経由でサービスを提供します。

料金体系

初期費用+月額料金(以下の①か②から選択)
①行政機関規模と照会件数に応じた従量課金
②行政機関規模に応じた定額の月額利用料

提供内容

サービス利用ライセンス、所定の各種サポート

契約機関

年度契約
(初年度は利用開始月~年度末までのご契約となります)

よくある質問

pipitLINQを利用できる行政機関は地方自治体だけですか?

日本年金機構:2021年5月より全国170拠点で順次ご利用開始しています。国税庁:2021年10月より全国536拠点(12国税局、524税務署)でご利用開始しています。

pipitLINQはどの業務に対応していますか?

預貯金調査を伴う各種業務のうち、地方自治体が行なう業務(地方税、国民健康保険、生活保護等)に対応しています。今後、中央省庁が行なう業務(国税、年金等)にも順次対応予定です。

pipitLINQから照会依頼可能な金融機関は銀行だけですか?

銀行(信用金庫等を含む)だけでなく、今後は生命保険会社や証券会社等へもpipitLINQから照会依頼ができるように準備中です。

自都道府県下の金融機関にも広く参加してもらいたいが、
行政機関が金融機関を取りまとめる必要がありますか?

対象の金融機関をご紹介いただければ、弊社もしくはpipitLINQ特約店から金融機関のお客さまへ提案を行ないます。結果については適宜フィードバックいたします。

セキュリティ面への配慮は大丈夫ですか?

行政機関専用のネットワークである「LGWAN」と、国内ほぼすべての金融機関に導入いただいている弊社「ANSER」の仕組みを活用することで、非常にセキュアなシステム構成としています。個人情報を取り扱うことを前提とした運用ルールも整備しており、安心してご利用いただけます。

トピックス

「pipitLINQ」、「Connecure」は株式会社NTTデータの登録商標です。

「WinActor」はNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。