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NTTデータ関西

導入事例

エイチアールワン株式会社様
VMware 仮想マシンテクノロジの導入事例

SAPサーバ仮想化による統合を実現した
日本発の取り組みでシステムの管理コスト削減と
短期間でのサービス開始が可能に!
~VMwareによるサーバ統合ソリューション~

大手企業向けに人事給与関連業務のアウトソーシング・ビジネスを提供するエイチアールワン株式会社(導入当時の社名:人事サービス・コンサルティング株式会社、以下当時の社名の略称:HRMSC)。

同社は、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)やASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)方式でサービスを提供しており、大規模システムの運用管理における課題も多い。まず、HRMSCは、サーバの台数を減らすためにVMwareの仮想化技術を導入し、約140台あったIAサーバを6台の新しいIAサーバへと統合することに取り組んだ。VMware® Infrastructure 3による仮想化環境で運営することで、顧客増加に合わせて物理的にサーバを増やしていた旧システムに比べ、管理コストの削減に加え、短期間で新規顧客向けのサービス開始が可能となり、また、海外事業者との連携といった新しいビジネス拡大につながるものとなった。

エイチアールワン様の抱える課題と問題点

  • イニシャル・タイムを圧縮し、低コストで高品質なサービスを提供したい

エイチアールワン様が実感!
VMware 仮想マシンテクノロジの導入効果

  • 仮想化することでハードウエアにまつわるトラブル回避が可能に!
    以前のシステムはハードウェアにまつわるトラブルもたくさんあったが、VMware® Infrastructure 3の管理機能を利用することで、リスク回避が可能になった。例えば、VMwareの仮想化ならではのメリットとして、サーバのパワー不足が起こった際に、オンデマンドで増強するといった措置が可能となった。
  • 高い安定性と柔軟性による事業拡大を実現!
    仮想化環境を構築したことで、海外事業者との連携も、環境が同じで、国際間ネットワークの問題をクリアすれば、簡単に実施できるようになった。新システムによってビジネスの海外拡大も可能とした。

導入以前の業務管理の状況

イニシャル・タイムを圧縮し、
低コストで高品質なサービスを提供したい

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エイチアールワン株式会社
代表取締役社長
武谷 啓氏
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エイチアールワン株式会社
次期システム構築グループ
グループリーダー
池田 泉氏

同社の旧システムでは、1社ユーザが増えるとバックアップ等を含め数台の新たなサーバを利用することが通例となっていた。そのため、新しいサーバすべての設定を完了しサービスインするまでには3か月程度の時間が必要であった。
「こうしたイニシャル・タイムはコストを意味します。イニシャル・タイムを圧縮することは、お客様に低コストで高品質なサービスを提供することに直結します。その実現には、仮想化技術が必要だと考えました。」とHRMSC 次期システム構築グループ グループリーダー 池田 泉氏は話す。 しかし、約140台のIAサーバとMicrosoft Windows Server 2000を使って運営してきたSAP R/3 4.6Cアプリケーションを中心とするシステムは老朽化のためサーバハードウェアのリプレイスとともにSAPアプリケーションのアップグレードが必要であり、移行期間の短さを考慮すると、サーバとアプリケーションを一度に切り替えるのはリスクが大きいということは明らかだった。そこで、NTTデータ関西およびNTTデータからの提案により、まず約140台のサーバを仮想化し、その次にSAPを含む各アプリケーションを順次アップグレードしていくことを決定した。サーバの仮想化と移行作業に関しては、技術パートナーであるNTTデータ関西を窓口とし、NTTデータ、NTTデータ先端技術とともに実施した。

製品とベンダー選定のポイント

前例のない運用と、タイトなスケジュールでも
最後までやり抜いてくれるという信頼感

「実は導入するハードウェアを決定してからが大変でした」と池田氏は苦笑いする。

池田氏
それまで利用していたデータセンターでは、新しいサーバの増設には電源設備の変更という大規模工事が必要ということでした。そこで新システム稼働と同時に、データセンターも変更することになったのです。旧データセンターとの契約期限は2008年5月末まで。つまり、2008年4月末には新システムを稼働させることが必須でした。

導入が決定した2007年11月から、新システムの稼働開始となる2008年4月までは、わずか半年しかない。これだけ短期間での新システムへの移行は容易なことではなかった。しかも、日本ではVMware® Infrastructure 3でSAP R/3環境を仮想化して本番運用した前例がない。テストにあたってはNTTデータ先端技術内およびHRMSC内にテスト環境を設け、その中でNTTデータ関西およびNTTデータと共同でテスト作業を繰り返した。NTTデータ関西では、それらの各ステークホルダー間の調整や意思疎通の環境整備などを積極的に行い、厳しいスケジュールの中で今回の画期的なシステム移行を成し遂げた。

池田氏
NTTデータ関西は長期間にわたる技術パートナーで、一度作業を始めたら最後までやり抜いてくれるという信頼感がありました。短期間で移行しなければならない分、多少コストはかかっても要望があれば可能なかぎり応えることで作業を進めていきました。

実際にHRMSCは、NTTデータグループの提案によって移行のためだけに光回線を6回線も契約するといった、通常では考えられない環境整備も行っている。しかし決して無駄なコストではなかった。「結果的に、スケジュール通りに移行が完了し、当初予定していた初期費用を下回ることができたのです。適切なIT投資ができました」とHRMSC 代表取締役社長 武谷 啓氏は評価する。厳しいスケジュールではあったが、予定どおり2008年4月に新システムはサービスを開始した。とはいえ、最初の2か月間は多少のトラブルもあった。 移行作業と同様に、新システムを運用していく中で起こってくる問題は1つ1つ処理していった。地道にトラブルを解決していくうちに、「3か月目には、ほぼトラブルがない状態となりました」(池田氏)。

導入後の効果

仮想化により、高い安定性と柔軟性を確保。
新たなビジネス展開への貢献にも期待

新システムが安定稼働するようになると、旧システムにはなかったメリットが明らかになったと池田氏は話す。

池田氏
以前のシステムはハードウェアにまつわるトラブルもたくさんありました。VMware® Infrastructure 3の管理機能を利用することで、旧システムで利用していた運用管理システムではできなかったリスク回避が可能になりました。例えば、VMwareの仮想化ならではのメリットとして、サーバのパワー不足が起こった際に、オンデマンドで増強するといった措置が可能となりました。物理的にサーバを増やす方法では絶対に不可能だったトラブル回避が可能となったのです。

HRMSCの新システム移行にあたっては、短期間ということもあり、顧客である大手企業の情報システム担当者からは「本当に大丈夫なのか?」と厳しい意見もあったという。

池田氏
新システムは本当に大丈夫か?という声に対しては、お客様に出向いて説明を行い、納得していただくよう努めました。実際に新システムが稼働すると、安定していることもあり、そうした声はなくなりました。

今後期待すること

仮想化環境を利用した災害対策を検討

HRMSCでは、今後、新システムの仮想化環境を利用した災害対策を検討している。また、池田氏は、新システムがビジネス範囲を広げる可能性を持っていると指摘する。

池田氏
新システムに対しては、同じような業態の海外事業者からも、「よくここまで踏み込んだ」と驚かれます。仮想化環境を構築したことで、こうした海外事業者との連携も、環境が同じで、国際間ネットワークの問題をクリアすれば、簡単に実施できるようになりました。新システムは、我々のビジネスを日本にとどめず、海外に拡大することも可能としたのです。

仮想化環境を構築し、高い安定性と高い柔軟性をいち早く確保したことにより、他のBPO/ASP事業者に大きくリードしたHRMSC。この積極的な取り組みにより、同社のビジネスは今後も大きく飛躍していくことになりそうだ。

企業プロフィール

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エイチアールワン株式会社

会社名:
エイチアールワン株式会社
所在地:
東京都
資本金:
5億1,935万円
従業員数:
約450人(2016年4月1日現在)

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